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2018年度 関西大学入試問題<理科>全体講評

[記事公開日]2018/09/22[最終更新日]2019/07/01

カテゴリ:

●関西大学 全体講評(理科)

〔物理〕

本年度の物理入試問題は、原子物理の分野を含む物理基礎・物理の全範囲から出題した。

物理は「イメージ」

例年通り高等学校の教科書で習う基本的な内容から出題しており、問題文の誘導に従って解き進めることで適切な正答が得られるように十分配慮した。
日頃の学習において物理法則を正しく理解し、予想される物理現象のイメージ(物体に作用する力や運動の様子など)を頭に思い描き、紙の上にその様子を描けるまでしっかり理解することが大切である。
どのような物理モデルを用いて物理量が定められ、その大きさ・単位・正負の向きなどを一つひとつ丁寧に教科書を読み解いて理解し、物理法則のルールに従って基礎方程式を正確に書けることが求められる。
演習問題の際には自分の力で基本方程式を正しく作る練習をすることが肝心である。
自分の頭で考えずに模範解答をそのまま暗記する安易な学習方法は推奨されない。
高等学校において培うべき「理解する力」・「考える力」が十分育たず、大学でより高度な理工学分野を学ぶ際にその授業についていくことが困難になる。
暗記重視型の安易な学習法を選択することなく、基本事項を一つひとつ丁寧に自分でよく考える姿勢で学習に取り組んでもらいたい。

採点者に誤解されないはっきりとした字を

記述式問題において乱雑な文字で書かれた解答文が大変多く、答案採点者がその文字を読めないために大きく失点する受験生が数多く見受けられた。
大文字・小文字を書き間違えたものや、不明瞭な書き方で文字の見分けがつかないもの「9,g,q」「1,l」「e,l」「j,i,l」「h,n,N,m,M,w,ω」「v,V,u,U,ν」「ツ,シ」「ン,ソ」や、下付き添え字を間違ったもの「ε,ε0,εr」「V,V0,Vl」、問題文中にない文字を用いる「k0,S」など、不注意や些細なケアレスミスが非常に目立っている。
常日頃から読み手に正しく伝えること、読みやすい丁寧な文字を書くことをしっかり心掛けることが大事である。

単語の羅列は記述じゃない

思考力・判断力・表現力等を問う小問として20字~30字の短文記述の問題を出題した。
解答文に物理用語を書き並べるだけでは不十分であり、題意をよく理解してどのような物理法則が関係しているかを考えて、字数制限の中で文章を要約して的確に表現する力が求められる。

〔化学〕

学部個別日程(理科1科目選択方式・理科設問選択方式[2科目型])、学部個別日程(理科設問選択方式)および全学部日程(理科設問選択方式[2科目型])・センター中期において、新教育課程の「基礎化学」と「化学」から基礎的な内容について、マークセンス方式と記述方式にて幅広く出題した。
特に、無機化学、物理化学(理論化学)および有機化学の分野から均等に出題した。

難易度・正答率

問題の難易度はほぼ同じように設定したが、無機化学の正答率は高い結果であった。
また、マークセンス方式と記述方式の問題の正答率には明確な違いがあり、正答が含まれている選択群から正しい「答え」を選ぶことは比較的できるのに対し、数値や構造式等を記述する問題や思考力を問う問題については、正答率が下がる傾向にあった。
正しい構造式が書けること、化合物の反応性や性質を理解していること、量的関係に関する数値計算ができることについて、普段から取り組んでもらいたい。
最後に、何度も全体講評で注意喚起してきたが、今回も記述式の答案に不正確で乱雑な解答が相当数あった。
丁寧に記述することを強く望む。

後期日程(理科1科目方式)

全体として、ほぼ均等に設問した物理化学、無機化学、有機化学に対する得点率はほぼ同様であった。
いずれの大問においても、知識を問う問題は高い正答率であったが、論理構成を問う計算問題の正答率が低い値であったり、計算問題への対応力が合格のために重要であったと考えられる。

〔生物〕

2018年度入試の学部個別日程において

地球スケールの炭素と窒素の循環、生物の目と心臓の構造と機能、細胞内の化学反応や代謝の基本分子である酵素とATPに関する問題まで、万遍なく出題した。
大問Ⅰ,Ⅱ,Ⅲの正答率はいずれも60%前後であった。
しかし、内訳を見ると、知識を問う間題の正答率は高いが、思考力を問う問題は苦手、というこれまで同様の傾向が見られた。

全学部日程において

遺伝子とバイオテクノロジー、タンパク質の基本的性質、動植物の細胞分裂と細胞周期について出題した。
教科書レベルの基本問題に加えて、理解できているかを問う記述式の問題と計算問題を出題した。
タンパク質全般に関わる理解は高いものと思われ、全体の正答率は約65%であったが、他の2問の正答率は40%にとどまった。

全科目にも言えること

各問題の総評にもあるが、暗記に頼る勉強法では記述式の問題や計算問題には対応できない。
実社会でも暗記した知識だけでは、創造し革新する喜びは享受できない。
諸君の将来のため、幸せのためにも、覚えるだけでなく理解する勉強をしてほしい。


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