焦らず、欲張らない！
夏休みに入ってから早くも2週間が経ち、「夏はたっぷりと自由に使える時間がある！」と思っていた人も、残りの日数を計算して焦りを感じ始めているのではないかと思います。
そうであったとしても、焦らないでいてください。
焦りは冷静な判断を狂わし、実際には存在しない近道を探そうとしてしまいます。
今からでも、目的を持って時間を使えば、足らない知識を補い、できなかったことをできるようにするための時間は十分にあります。
しかし、具体的な目標や課題を持たずに過ごしてしまうと時間ばかりが過ぎていくことになりますので、しっかりと目的意識を持ち計画を立ててください。
そのときに注意するポイントは「欲張らないこと」です。
課題が多すぎると、こなすことに意識が向いてしまいます。
ですから、確実にできる量と内容を計画してください。
大切なことは「できるようになること」だということを忘れないで下さい。
戻る勇気も大切！
ここで、夏の学習の目標を確認しておきたいと思います。
夏の目標は『基礎の定着』です。
受験における基礎は志望する受験のレベルや問われる試験の内容によって異なります。
２学期に入ると、勉強の中心が知識を入れるインプットの勉強から問題を解くアウトプットの段階へと移ります。
さらに、最後は受験対策として受験する学校の過去問題を解く勉強へと移行していきます。
夏が終わり、アウトプットを始める前には、問題を解くことができる状態にしておくことが夏の目標です。
とはいうものの、必ずしも思い通りに進められず、夏にしようと思っていたことを2学期に持ち越してしまう場合もありますが、焦らず丁寧に勉強を続けて欲しいと思います。
不安な科目や単元は基本に戻りやり直すことも必要です。
進める気合ばかりでなく、戻る勇気も大切にしてください。
また、この夏から受験勉強を頑張っている受験生も多くいると思います。
受験は早くスタートを切った人が有利であることは否定できませんが、受験は短距離走ではなく、長距離走です。
粘り強く努力を続けることで先行している受験生に追いつき追い抜くことも不可能ではありません。
焦ることなく一歩一歩前に進むことが大切ですので、学習内容・生活リズム・精神面・体調を整えながら集中して勉強を進めてください。
志望校合格への強い想いを持ってこの夏を走りきりましょう！
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