同志社大学の傾向と対策【英語】

同志社大学の英語

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1000語近い長文2題にそれぞれ膨大な量の小問がつく

空所補充と同意表現選択が主流。内容一致は、英文選択肢8つから内容が一致する3つを選択。
英文和訳1題を含む。

2/8日程を例にとると、試験時間100分で

[1]長文問題(A=空所補充4問、B=同意表現選択6問、C=同意表現選択4問、D=文中の空所補充5問、E=英文選択肢8つから内容が一致する3つを選択)
[2]長文問題(A=空所補充4問、B=同意表現選択9問、C=同意表現選択3問、D=文中の空所補充5問、E=英文選択肢8つから内容が一致する3つを選択、F=英文和訳1問)
[3]会話文問題(A=空所補充8問、B=和文英訳1問)

という構成です。
小問の位置・個数などに多少の変動があるが、すべての日程でほぼ類似の形式です。

空所補充と同意表現選択が頻出している。

[1]A、[2]Aの空所補充はいずれも前置詞または副詞です。
同意表現選択は[1]B、[2]Bでは単語レベル
[1]C、[2]Cでは熟語語句・文レベル、というように小問ごとの棲み分けがなされています。

その結果、本文自体には(W)~(Z)、(a)~(i)、(ア)~(ウ)、(あ)~(お)といった大量の空所や下線が付され、しかも設問ではまとまっているそれらの記号が、問題文ではバラバラに表示されるので、ひどく解きにくいです。

[1]D、[2]Dの1文中の空所補充問題も、1文中に飛び飛びに空所が5か所あり、選択肢の7語を順に選ぶ形式(使わない語が2つ余る)。
空所補充は可能な限り先に解いておいて、選んだ単語を空所に書き込み、英文自体を見やすくするなどの工夫が必須です。

大問の配点は公表されており、2/8日程は[1]67点、[2]83点、[3]50点です(小問ごとの配点は非公表)。

2018年度は全体的に癖がなく、オーソドックスな内容の長文

難易度評価も、昨年度のセンター・やや難から、基礎・センターへと後退。
2/4日程(3長文)、2/5日程(3長文)、2/8日程(3長文)をみてみると、長文のテーマは、

2/4日程
[1]「感情を表現する言葉」(956語)
[2]「豚飼料としての食品廃棄物」(897語)
[3]「京都の寺をめぐる散歩」(426語)

2/5日程
[1]「横行する食品の不当表示」(806語)
[2]「妊娠中に運動すると子供も運動好きになるか」(862語)
[3]「フロント係の機転」(447語)

2/8日程
[1]「自動運転車の実用化」(977語)
[2]「本当に未来を知りたいのか」(808語)
[3]「ある科学者の伝記」(405語)

となっています。

昨年度は、文化史的なテーマ(歴史・人類・文明・風俗、教育・学校・学問)、オランダ、ポルトガルなどややマイナーな地域を素材とした英文が好まれるという特徴を指摘したが、本年度は全体的に癖がなく、オーソドックスな内容の長文が目立つ。

長文の難易度は、基礎レベルが2本(2/4日程[3]、2/5日程[3])、センターレベルが7本。
長文の形態は、論説文が6本(各日程の[1][2])、会話文が3本(各日程の[3])。
長文のジャンルは、文系テーマが2本(2/4日程[1]、2/5日程[1])、理系テーマが4本(2/4日程[2]、2/8日程[1][2][3])、日常生活が3本(2/4日程[3]、2/5日程[2][3])となっている。

語彙問題ではハイレベルな単語が影を潜めた

『英単語ターゲット1900』『英熟語ターゲット1000』レベルの網羅は必須。

英文和訳・和文英訳は標準的レベルで満点も狙える

長文・会話文中の下線部問題だが、ほとんどの場合、単独で解答可能。

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