学長が語る!【「成績があがる」とは何なのか?】

テストの点数と成績の関係

大志学園の学長が、『塾』や『教育』のあるべき姿を語ります!

こんにちは、「大志学園」学長の芳谷 真宏です。

「テストの点数が上がった!」

嬉しい言葉ですよね。
学んでいる生徒も、教えている先生だってモチベーションが上がります。

しかし、「テストの点数があがる」というのは、勉強の最終目標ではありません。

テストというのは、《テストで聞かれる範囲内でどれだけの知識量を持っているのか》を問われているだけのものです。

よく、勉強が出来ないという意味で「テストの点数が悪いんです」と言われますが、たとえテストの点数があがっても、それでそのまま、学力があがったとは言えません。

テストの点数をあげることと、学力をあげることは、実は全く異なるものなのです。

本来の『テスト』の意味を理解しよう

学力をあげるには、出来ることを増やしていく必要があります。
「出来ることを増やす」ということは、すなわち「出来ないことを減らす」ということです。

学力、つまり成績があがらない生徒の特徴として、《出来ないことから目を背ける》という点が挙げられます。
たまに「勉強しているのに成績が伸びません」と言う生徒もいますが、それは出来ているところをずっと勉強しているだけに過ぎません。

つまり、成績を上げるには、自分の出来ないところをきちんと把握して、その部分を集中的に勉強する必要があるのです。

そして、その出来ないところを発見するために使うもの。
それこそが「テスト」です。

テストというのは、自分の出来ないところを見つけて、今後どこを勉強していかなければならないのかを理解するためのツールなのです。

そのため、《テストのために勉強する》というのは、本末転倒。
極論、テストはノー勉で受けて良いのです。

主要5科目の勉強は、テストで簡単に対策できる!

美術や音楽などは絶対評価的なので、正解は評価する人によって変わるかもしれません。
しかし、受験で用いる主要5科目の『勉強』には共通の正解があります
その正解も、学者によっては解釈の差が出るのかもしれませんが、それを論じることができるようになるのは大学生以降の話です。

少なくとも高校生までの『勉強』には、定められた一つの答えがあります。
そのため、テストという相対的評価によって自分の出来ないところを簡単に見つけ出すことができるのです

そして塾は、その出来ないところを指導するための場所です。

ただ、以前の記事(【「理想の塾」とは何なのか?】)でも述べたように、出来ないところや分からないところを指導するだけでは、塾の役目として足りていません。

成績があがらない本当の原因は?

話は変わりますが、私は以前病院に行った際、糖尿病予備軍だと診断されました。

最初に診断された病院では薬の処方を勧められましたが、別の病院に行ったところ、生活習慣を改善することで治すことが出来ると言われました。
むしろ、薬を飲むことは根本治療にならず、一生飲み続けなければならなくなるため、おすすめできないとも言われました。

これを聞いたとき、勉強も同じだと思ったのです。

糖尿病が『成績があがらない状態』だとすれば、薬は『先生にわからない問題を聞くこと』です。

分からない問題が出てくるたび聞けば、そのときは解決することができるでしょう。
しかし、少しでも問題にひねりを加えられたら、また解けなくなってしまいます。

糖尿病の原因が生活習慣であるように、成績があがらない本当の原因も勉強の習慣、つまり《勉強の解き方・考え方》なのです。
これを治さなければ、勉強は出来るようになりません。

だから、塾では問題の解答だけではなく、その解答に至った仕組みまで教えて、生徒たちに解き方・考え方を身に付けてもらわなくてはいけないのです。

「study」と「learn」の違いを理解しよう!

勉強することは「study(勉強のプロセス)」です。
そして、テストは「learn(勉強した結果)」です。

成績をあげるなら、この2つの違いを理解して、分からないところを見つけて解決していくという勉強を行いましょう!

いくら高得点でも、満点でない限り、テストを受けっ放しにしてはいけません。
必ず見直して、自分が今後勉強しなければならないところを把握しておくようにしてください。

ちなみに、糖尿病予備軍と診断された私ですが、その後無事完治することができました。
糖尿病の原因・仕組みを理解して、糖分の摂取を控えたり、筋力を増やしたりといった生活習慣の改善を行った結果です。

みなさんも、勉強習慣の改善として、まずは『テスト』の捉え方を変えてみてください。
成績の伸びが変わってくるはずですよ。

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