いよいよ今年も残すところあとわずかとなりました。共通テストまで1ヶ月を切り、私立大学の受験校も決まり、ラストスパートをかける時期です。
共通テストを受験する受験生は、寸暇を惜しんで過去問題に向き合っている最中です。私立大学の受験生は、1月に入ると受験校の過去問対策に全力を注ぐ時期に入ります。
過去問題を解き、採点を行うと、不足している知識や解答方法の改善など、入試までにやらなければならないこと・できることはたくさん見つかります。
今回は、受験生に対して、受験に向かう時に伝えていることをお話ししたいと思います。
それは、「1点を大切にする勉強が合格を掴む!」ということです。共通テストはまさに1点でも多く得点することが求められますが、国公立大学の二次試験や私立大学の入試では、高得点を必要とする場合があるものの、80%以上の正答率を求められる入試は多くありません。多くの大学で合否が分かれるボーダーラインは65%前後です。
つまり、全問正解を狙う必要はありません。まったく解けない問題を無理に解けるようにすることよりも、「解ける問題」「解けなければならない問題」を落とさないことが大切です。その1問、その1点を意識して勉強することで、合格がグッと近づきます。
その理由は、合否を分けるボーダーラインの構造にあります。試験形式・難易度・人気によって変化するものの、一般的に多くの大学では得点分布が「正規分布(釣鐘型)」になり、ボーダー付近に受験者が集中します。
合格最低点付近の±5%に受験生の20~40%が集中し、±10%になると50%以上が集中することもあります。これは特に偏差値50~65の大学で顕著で、関西では関関同立や産近甲龍などが該当します。
そのような分布になる理由は次の三つです。
① 多くの受験生が合格最低点を意識して過去問対策を行う。
② 問題の難易度・出題傾向が大きく変わらない。
③ 大学側が合格者数を調整するため、結果的に最低点付近に受験者が集中する構造がある。
だからこそ、できなければならない問題を正確に解くために、最後まで緊張感を持って勉強してほしいと思います。
また、入試では多くの場合マークシート形式が採用されています。このとき、「二つで迷って、選んだ方が不正解だった」という話をよく聞きます。生徒には必ずこう伝えています。
「勉強してきた知識と経験から、自分が正しいと思った方を選びなさい。」
「自分の知識に自信が持てず、最初に選んだ答えの“逆”を選ばないように。」
“運”も“カン”も確かに実力の一部ではありますが、正答を導くのは、これまで培ってきた知識と最後まで頑張った努力です。
受験生の皆さん、最後まで体調に気をつけて頑張ってください。
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